相模原三田会麻雀規則
本規則は、原則として全日本麻雀連盟規程によりますが、出来得る限り一般に流布しているルールを採用したいと考えます。つまり、皆さんの希望によりどのようにも変えられますが、それまではこのルールに従って下さい。
なお、トラブルが発生したときは、塾員らしく、また「マナーはルールに優先する」の大原則によって行動して下さい。
礼儀
1.
打牌は静かに切りましょう。打牌を卓に叩きつけて切るとうるさいですし、他の人が迷惑
します。牌・卓の破損にも繋がります。気合を入れたい気持ちも分かりますが、叩きつけ過ぎないようにしましょう。
2.
先ヅモはしない。先ヅモは厳禁ですので、上家の打牌完了後に牌山から牌をツモります。
3.
経験者は、初心者の捨て牌が遅くても静かに待ってあげましょう。初心者は、他の方々へ迷惑が掛からないように、速やかに決断して捨て牌を切りましょう。
場所決め
1.
対局者4人が任意の場所に座る。
2.
東南西北4枚の風牌と、偶数・奇数の数牌2枚とを裏返しにしてかき混ぜ一列に並べる。
3.
6枚を並べた人の対面がサイコロを振る。
4.
出た目の場所が仮東(カリトン)となり、反時計回りに南西北の仮場所が決まる
5.
横一列に置いた6枚の牌を表向きにする。
6.
数牌の2枚を風牌4枚の左端右端に置く。
7.
仮東の人がサイコロを振る。
8.
サイコロの目が奇数なら奇数側の数牌から、偶数なら偶数側の数牌からツモの順(反時計回り)に風牌を取り所定の場所に座る。
起家(チーチャ)決め
1.
東の人がサイコロを振る。
2.
サイコロの目に該当する人が仮親となり、サイコロを振る。
3.
仮親の振ったサイコロの目に該当する人が起家(チーチャ)となり最初の親です。
基本規則
1.
一翻(イーハン)縛り。常時ダブル・ゾロ場。食いタン有り。先付け(後役付け)有り。
リーチ一発有り。風は東西・南北の常時ダブル風が吹く。鳴き一翻下がり。五本場以上は二翻(リャンハン)縛り。二塁打・三塁打あり。
2.
リーチ料は、千点を提出する。
3.
ノーテン罰則は、三人聴牌(テンパイ)のとき千点ずつ合計三千点、二人聴牌のとき千五
百点ずつ、一人聴牌のときは各人より千点ずつ支払う。
4.
聴牌形式は、一翻縛りに関係なく単にあがり形式だけで良い。親がノーテンパイのときは親流れとなる(四人ノーテンパイは流れない)。ラスト親もノーテンパイは流れ、東場に戻る。
5.
ドラ牌は、配牌後残牌の最後から3つ目上段の牌を表向きにし、その次の牌(5であれ
ば6、9であれば1、白であれば發、東であれば南)がドラとなる。
6.
裏ドラは、ドラ牌下段のその次の牌で、リーチをかけてあがったときだけ有効となる。
7.
槓(カン)により表裏ともドラが増加する。
8.
ドラは麻雀役ではありません。役を付けてあがったときに持っていると、1枚につき一翻増加する。
9.
満貫(マンガン)は、八千点(子)及び一万二千点(親)、跳満貫は八翻、倍満貫は十翻、十三翻以上は三倍満、役満貫は四倍満とする。
10.
あがり点の算出基礎は、基本的に刻子(コーツ)と槓子(カンツ)によるものとする。
11.
王牌(ワンパイ)は、十四牌厳守とする。
12.
リーチ後の振聴(フリテン)は、どのような複合待ちテンパイであろうと、あがり牌の一つに捨て牌があった場合は、手牌中の全ての聴牌を振聴とする。従って振聴は、ツモあがりのみが有効となる。
13.
国士無双における暗槓のチャン槓は認められない。
14.
四槓散了(スーカンサンラ)は、二人以上が合計で四回目の槓をして捨て牌が確認されたとき流局となる。なお、一人が四槓したときは流局しない。
15.
リーチ一発は、一巡中にチー・ポン・カンの行為が発生したときに権利が消滅する。
16.
七対子(チートイツ)は、二十五符二翻とする。
17.
人和(レンホー)は、チー・ポン・カンのない純正な第一巡中に、他家の捨牌によって栄和(ロンホー)するあがり役であって満貫とする。
18.
大車輪・三連ポンは採用しない。
19.
三色同ポンは、二翻(鳴いても同じ)とする。
20.
平和(ピンフ)ツモは、二十符二翻である。
21.
聴牌待ちの一つのみがあがり役を満足するとき(片方の字牌のみがあがり役となるとき、或いは片方の待ちのみが三色であがり役のときなど)は、リーチしなければ原則有効である。
黙り聴牌であろうと一部鳴いた後の聴牌であろうと、自分の希望する牌を待てば良い。但し、リーチ後にあがり役を満足する牌以外の牌が先に出た場合には、振聴となりツモあがりを望むしかない。二翻縛りになったとき、リーチだけではあがり役を達成できないとき往々発生するが、危険を冒してツモあがりのみを期待し、リーチをかけることも出来る。
22.
大会等の持ち点は、オカ(配給原点と原点の差額)なしとする。
特別規則
1.
責任払いの包(パオ)は、大三元(ダイサンゲン)や四喜和(スーシーホウ)で、最後の牌を鳴かせた人が自摸和(ツモホウ)されたときは一人払いとなり、他者が振り込みのときは、二分の一払いとなる。
2.
嶺上開花(リンシャンカイホウ)は、責任払いなしとする。
3.
天和(テンホウ)と九種九牌流局が同時発生のときは天和が成立とする。自分のツモ順が来なければポン(カン)以外の動作は出来ないという原則による。
4.
槓(カン)をしてリンシャンカイホウのとき、槓ドラは成立する。
5.
槍槓(チャンカン)あがりは槓が成立しないとする。従って槓ドラは生きない。
6.
同種の牌4枚は、トイツ扱いには出来ない。
7.
四槓子が確定しているときに、5回目の槓はできない。
8.
八連チャンは、役満とする
9.
十三不塔は、満貫とする。
10.
四人リーチは、流局です。
11.
国士無双の十三面待ちは、捨ててある牌だけを振聴とする。
12.
天和・九連宝塔・大四喜・国士無双十三面待ちは、只の役満とする。
あとがき:
本規則は、競技・規則及び慶應義塾の精神に則り、出来得る限り規則・制約を少なくし、自由に競技を楽しむことを大原則にしています。
では、世界で最も知的なゲームの一つと言われている麻雀を存分にお楽しみ下さい。
1998.05.28第1次作成
2015.10.04第10次改正
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