春光うららかな季節を迎えた4月22日(月)、第4回「ワインを楽しむ会」が、橋本にある和食の名店「玄武庵」にて開催されました。
参加人数は満席の16名、募集開始から程なく上限に達し、キャンセル待ちをお願いした方も出るほどでした。
ミシュラン・ガイドブックはフランス発祥のグルメ冊子ですので、和食でもそのレストランの水準に相応しいワインが質量とも揃っていることが星を得るための条件の一つになると言われております。
また、一般にワイン会を開く条件においては、きちんとしたグラスを一人3脚以上は用意できること、というのが挙げられますが、ワインそのものだけでなく、お店の持つグラスやデキャンターなど、「ワイン・インフラ」の高いレベルにおける具備というのも肝要です。
その意味では、相模原広しと言えどもさようなレストランはおそらく片手で余るほど、リニアの運行開始にも紐づいて、遠くない未来にミシュランガイド相模原版が刊行されるであろう暁には、玄武庵はまっさきに星を獲得する店になることでありましょう。
第4回は、生命の息吹、春の季節感とワインを堪能頂くべく、「山菜・たけのこ」をテーマに山形から取れ立ての山の幸と、それに合わせたボルドーのロゼ、“オレンジワイン”、アルザスの秀逸なリースリングなどのワインを中心にお楽しみ頂きました。
今回は田島さん、原会長よりワインの差し入れを頂きました。
いずれもが妙なる佳品でした。
田島さんよりは バローロ2013年 なんとダブルマグナム(3L)入りの貴重なワインで、イタリア現地のワイナリーで入手なさったとのことでした。
おそらく理論上は、これから20~30年の時を経て飲み頃に達すると思われますが、店主にコルクの抜栓を数日前に行って頂いたこともあり、今回メインディッシュの鴨との相性は絶妙でした。「ワインの王 王のワイン」たるバローロの佇まいに感服いたしました。
原会長よりは、ニュージーランドの白(山菜にピッタリ!)、日本産のリミテッドな貴腐ワイン、そして、バローロでは名にし負う作り手による希少なシャルドネなどを頂きました。
偉大なるバローロに続いて振舞われたこのシャルドネの玲瓏さと言ったら――。
世界の広さ、多様性、歴史、異文化の薫りを、グラスを通して感じることができる、それがワインの持つ楽しみであり魅力の一つだと思います。
このような名だたる作品たちとの邂逅の機会を与えて頂いた田島さん、原会長には、この場を借りて改めて、深い感謝を申し上げます。
ワインを楽しむ会は、年2回の開催を予定しています。
次回は今秋の予定です。
今回キャンセル待ちをお願いしました方は、次回優先させて頂きたいと思います。
世話役 川口 順一
コメントをお書きください