平成最後の土曜日、4月27日に、これまでも相模原三田会で何度か話題となっていた日吉地下壕見学会にウォーキング部会として参加いたしました。
当日の参加者は相模原三田会からの16名を含め、総勢約40名弱。
ボランティアとして案内役を務めていただける10名ほどのスタッフの解説を聴きながら、懐かしい日吉キャンパス内に歩を進めていきました。
銀杏並木の坂道を歩き、当日の行程の案内を伺ったのちにいよいよ地下壕へ向かううち、残念ながら厚く空を覆う雲からは雨粒が落ち始めました。
地下壕は終戦前年の1944年につくりあげられたもの。
今では掘り進められた地肌がむき出しとなっているものの、当時は司令部機能を果たす上で様々な部屋が縦横に配置され、天井を懐中電灯で照らし見上げると照明用の配線跡もうかがわれ、まさに終戦直前の軍事拠点として技術の粋が注ぎ込まれた往時がしのばれました。
敗戦の色濃い一年間、そしてその間に失われた多くの尊い「いのち」の重さを思うと、平和の大切さが更に痛感されました。
地下壕内では感じられることのなかった天候も、壕から出ると本降りの雨。本来の予定コースを一部変更で切り上げたものの、ボランティア皆さんの心に沁みる案内からは、心動かされる多くを感じ取ることが出来ました。
機会があればもう一度、さらに多くの会員皆様と訪れたいコースとなりました。
ご参加いただいた皆様に、心から感謝申し上げます。
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